【書籍の感想】女子とお金のリアル

書籍の感想

書籍『女子とお金のリアル』を読んだ感想です。

概要

タイトル:女子とお金のリアル
著者  :小田桐 あさぎ
出版社 :すばる舎
ページ数:227p(電子書籍の場合)

説明
「私なんてこんなもの。身の丈で生きよう」と人生をあきらめた節約OLが、転職・副業・起業を経て億単位の年商に。秘訣は夢や理想より「欲望」だった。家庭や社会では教わらない資本主義のルールを知れば「お金のある人生」が歩ける!

感想

最近(というか以前から)会社員辞めたいな~と思っていて、投資とか副業とか、お金の本を読み始めました。
この本を選んだきっかけはAmazonのランキングに載っていたからです。

こちらは、「お金の使い方」や「お金に対するマインド」の固定概念を打破するといった内容です。具体的に稼ぐ方法や副業のやり方を知りたいという方には求めているものと違うかも。
ただ、「稼ぎたい」と思っている方がまずマインドを変えるために読んでみるのはオススメです。

「論理的に解説」というよりは勢い系(?)で、読み終わった頃には「なんか私も変われる気がする。やるぞー!」という気持ちにさせてくれます。文章ですが、ご本人が熱弁しているイメージが浮かびます。女子会で喋っている友達の話を聞いているみたいな感覚でスラスラ読むことができました。

著者の小田桐あさぎさんは、手取り14万円の節約生活から転職や婚活に挑戦するもうまくいかず、「どうせ頑張っても仕事も結婚もうまくいかないなら、もう一人で好きに生きよう!!」と開き直ったことでお金持ちとしての第一歩を踏み出す転機になったそうです。(現在は旦那さんと、娘さんが二人いらっしゃるようです)

節電・節約へのイライラ、たったの10円かも?

著者によると、電気を消さない夫へのイライラやお風呂のお湯を溜めることを我慢…それで節約できる金額なんて月に数十円やお風呂一回100円程度では?それで喧嘩になるくらいなら電気なんてつけっぱなしや人感センサーでいいと思う。とのこと。

電気って、なんだか気になっちゃいますよね。本当に。
私はシングルマザーなので子供がつけっぱなしにしていると「電気消しな」とうるさく言ってしまいます。(今では子供同士で「電気ついてるよ」と言っていることもあります…笑)

たしかに「目に見えてムダ感がある」というだけで、そこにイライラして消耗するよりも気にしない方がメリットが大きいと思いました。
お風呂も、湯船に浸かることの健康効果って世の中でさんざん言われていますが、お金のことや掃除が面倒なのもあり、まだお湯を溜められていない自分がいました。
子供たちの習慣づけや自分の年齢的にも(30代)健康を意識して湯船に浸かろうと決意しました(^_^;)

電気やお風呂というのは例で、全体を通して「自分が幸せでいるためにお金を使っていいんだよ」ということが書かれています。書籍中にもあるように「節約は正義」「お金の話ははしたない」というような「お金の呪い」から解放してくれます。

欲望リスト

著者の小田桐あさぎさんは、「欲望リスト」を書くことをおすすめしています。「夢リスト」ではなく「欲望リスト」なのだそう。

わかりやすい例えだったので引用すると、
『「体」は「心」を常に優先して動きます。頭で描いた崇高な理想は叶わないけれど、心で願った「こうしたい」は全て叶ってしまうのです。例えば、頭では「痩せたい」と思っていても、実際は「大好きなお菓子をたくさん食べたい」という心を優先して行動していたら、実際に現れるのは脂肪ですよね。』(引用おわり)

夢リストを書いたことはあったのですが、「夢」って言われるとなんだか叶わなくてもしょうがない気がするし、「欲望」となると「叶えるためにどうしたらいいか」を具体的に考えられそうです。

「痩せたい」の例のように、痩せたいという理想よりも欲望として「モテたい」とか「鏡を見て自分でガッカリしたくない」とか、やっぱり「お菓子を食べたい」からその分運動を頑張って食べるんだ!という方が熱量が変わってくると思いました。

会社の上司に、自分がこうなりたいとかやりたいこととか、口に出してまわりに言ったほうがいいよ。まわりもそう思って動いてくれるようになる。と言われたことがあります。

私は自己顕示欲がないし、黙ってやるのがかっこいいと思っている節があります。
ブログは収入になるといいなと思って始めましたが、個人でSNSは一つもやっていません。自分の考えを誇示したい気持ちがなくて、ブログは少し無理をして書いている感覚まであります。笑

言ったのに叶えられなかったら恥ずかしいかな、とか思ってしまいますが、そういった「背水の陣」という意味でも口に出していくことは大切なのでしょう。

私の欲望を一つ挙げると「気ままに引っ越したい」です。
北海道生まれ育ちで何も考えずそのまま住み続けていましたが、毎年の雪のせいでかかる時間と労力とストレスが無駄すぎないか?(雪かき、交通渋滞に加え凍結路面を命がけで運転)とふと気づき、まずは雪の積もらない地域に住みたいのと、その後も近所の環境や間取りで不満が出てきたときに気後れせず引っ越せる人生がいいな~と考えています。

父や母も今後高齢になる一方だから雪かきの苦労から解放してあげたいし、私が引っ越しても近くだったり一緒に住みたいです。(本人たちさえ良ければ)

そのためには家でパソコンがあればできる仕事が必要で、お金をたくさん稼ぎたいです。
そのうちの一つとしてブログを始めました。

このように、欲望のためなら自分が頑張れるというのは実体験としてあります。


お金に対するメンタルって、育ちや日本全体での固定概念があって変えるのはなかなか難しいと思います。
でも、メンタルだけならタダだし、序盤に書いたようにすでに「私もやってみよう!」という気持ちになっています。

あとがきには『「世の中の虐待を無くしたい。そのために家庭と仕事を楽しく両立できる社会を作りたい」』とあります。
私もそんな社会がいいと心から思います。
自分だけじゃなくて、今お金のことで悩んでいるみんながお金の呪いから解放されてほしいと願っています。

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